
【コロンビア】エルパライソ YN-09
粉の状態からは、花束に鼻を近づけたときのようなアロマの強さが特徴で、金木犀の蜜のような甘さや、フローラルさを思わせる香りが印象的です。
フレーバーも非常に複雑さを兼ねていて、黄桃のような瑞々しさやりんごの蜜を思わせる甘さ、マンゴーの熟した甘さを感じます。キャラメルのような濃厚で、心地の良い甘さの余韻もあり、後味はミルキーでのびのある華やかな香りをお楽しみいただけます。ディエゴさん一家が作り出す革命的なコーヒーをご賞味ください。
■ FLAVOR COMMENT
黄桃、マンゴー、金木犀、キャラメル

■ INFORMATION
フィンカ・エル・パライソはその名の通り、まさにコーヒーの生産と精製においてパラダイスのような農園です。 ディエゴ・ベルムデスはその生産者であり、常に革新的なアイデアにあふれた仕事をする一人であり、彼の家族も同じく情熱を持ち合わせています。
2008年ディエゴは、コロンビアのカウカ県ピエンダモ市にあるエル・パライソ農園で、家族と共にコーヒーの栽培を始めました。これが彼の人生における冒険の始まりでした。
彼は、コーヒー業界が直面する課題に対して確固たる信念を持ち、解決策を提供することを目指して学び始めたのです。また、革新的なテクノロジーや取り組みを取り入れ、コーヒーの栽培と精製に必要な基盤を整備しました。
2015年以降、フィンカ・エル・パライソは、地域や国内のさまざまなコンテストへの参加を通じて、 スペシャルティコーヒーの生産者として確固たる地位を築き始めました。

彼らは、高品質なコーヒーの栽培、精製、販売を一貫して行っています。また、その他5つの農園でもコーヒーを生産しています。ディエゴは、科学的なアプローチを用いてイノベーションを促す真の農家です。
主なプロセスは下記の通りで、低温での二重発酵、冷水と温水を用いたサーマルショックです。
チェリーの最初の洗浄には、濾過された水を使用します。微生物の負荷を減らすために、チェリーは濾過水で洗浄されます。
発酵の第一段階は、チェリーの状態での発酵タンクに移され、36時間水中に浸された状態で嫌気性発酵が行われます。
発酵の第二段階は、好気性発酵(果肉除去後のチェリーを使用)です。発酵培地には、主に微生物によって生成されるさまざまなフレーバー前駆体やアロマが含まれています。
サーマルショックと呼ばれる洗浄では、まず熱水(40°C)で洗浄し、次に冷水(12°C)で洗浄します。これにより、コーヒー豆の表面と内部の微細な穴が急速に広がり、発酵化合物がコーヒー豆にしっかりと固定されます。(サーマルショックという言葉は、ディエゴ自身が造語しました。
最終的なコーヒーの品質を確保するため、コーヒーのソフトな香りを保ち、コーヒー種の過酸化、過発酵を避けるために、除湿機で乾燥工程が行われます。

生産国 / Colombia
生産地区 / Piendamo, Cauca
農園名 / Finca El Paraiso
生産者名 / Diego Samuel
標高 / 1,960masl
品種 / Castillo
精製方法 / Double Fermentation Washed with Thermal Shock(ダブルファメンテション+サーマルショック)
クロップ / 2022/23
エキスポーター / DA VIDA
焙煎度合い / ライトロースト(浅煎り)